【謎の哺乳類】ビントロング/東南アジアのパンダ?

哺乳類

この生き物は主に東南アジアに生息する哺乳綱食肉目ジャコウネコ科のビントロングという。

その見た目から熊猫(ベアキャット)とも言われているが、分類上はジャコウネコの仲間のため、ネコともクマとも関係がない。

身体の大きさは体長は 61~96 cm で、尾の長さはほぼ同じの 56~89 cm ジャコウネコ科の中では最大種にあたる。オスの方が一回り大きい。

ビントロングは樹上性で高く密集した熱帯林に住んでおり、それに適応した器官をもっている。ビントロングの尻尾は非常に筋肉質で柔軟性があり、木や物を掴みやすくなっている。

肉食動物でこの進化を遂げたのはキンカジュービントロングの二種のみである。

さらには後ろ足も180°回転させることができ幹に登るときに役立つ。

基本的には樹上性だが、体重が重くサルほどの機動力がないため、日中は木の上でじっとしている。

身体が全体的に黒っぽいが、これは夜行性のため、夜の活動の時に保護色となる。

食性は主にイチジクを好んで食べるが、他にも昆虫、鳥、齧歯類などの小型動物や腐肉、卵、木の芽、葉っぱなどを食べ、かなりの雑食である。

逆にビントロングが捕食されることはほとんどない。比較的大型の肉食動物であるためそもそも狩ることのできる動物が少ない。確認されているのはトラとドールの二種だけである。

ちなみに人間によって毛皮や肉として利用され、一部の国では珍味とされているらしい。

ビントロングはほとんど単独で行動し、お互いに回避する傾向がある。

互いにコミュニケーションとる手段としては肛門の両側にある臭腺を使う。

これは木に登るときにマーキングをし自分がどこにいたかを知らせる。

匂いはポップコーンのような香りと表現される。

いかがだったでしょう?東南アジアのパンダ、ビントロングはマイナーな動物にもかかわらず、非常にかわいらしい動物で愛嬌がある。次に来る動物として私は推したい。

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